魅力的な作業服を安い値段で調達するには

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技術職や作業職などの従業員は作業服を着て仕事をするのが一般的です。《関連:ユニフォームタウン:作業服

企業にとってこのような従業員に作業服を支給するのが基本ですが、どうしたら低価格で魅力的な作業服を調達できるのでしょうか。一般的な価格帯がどのくらいになっているのか、魅力を高めたり、業者の選び方を変えたりすると値段がどう変化するのかを知っておきましょう。

一般的な作業服の価格帯はどのくらいか

まず作業着を調達するのに一着あたりどのくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。

上下の一方のみで1500円から5000円程度が相場になっていて、ブランドや生地の種類、デザインなどによってかなりの価格差があります。

上下を揃えると一人分でおよそ3000円から8000円くらいがかかるのです。業務内容や現場によって作業服に求められる条件も異なるため、場合によってはもっと費用がかかってしまうこともあります。

どのくらいの頻度で新調する必要があるかもケースバイケースですが、年に一度くらいは新しくするのが一般的です。従業員数が多い場合にはかなりの予算を確保しなければならないのは明らかでしょう。そのため、いかにして安く調達するかが重要になります。

量販店では定価より安い

作業服は定価で販売されていることが多いですが、量販店から調達すれば少し割引になります。定価よりも一割程度も安くなっていることがあるので、今まで定価でメーカーから直送してもらっていた場合には量販店での購入を検討してみましょう。

出入りの代理店があるときにもその代理店のサービスで一割から二割くらい割引にしてくれることもあります。メーカーから直接買った方が中間マージンがないので安いのではないかと思う人もいますが、実際には販促を担っている中間業者がいた方が安く買えるのです。

量販店にも大まかには作業服以外の衣類全般を取り扱っている店舗と、作業服を専門として扱っている店舗とがあります。どちらの方が安いかはどんな作業服を調達する必要があるかによって違います。比較的汎用性が高くて様々な職種の人が着用している作業服の場合には量販店の方が安いでしょう。

大量に仕入れて大量に販売することにより薄利多売の原理で稼いでいるからです。それに対して特定の職種の人しか使用しないような特別なデザインや仕様の作業服の場合には量販店ではあまり取り扱っていません。販売されていても定価と変わらないことが多くなっています。

このような作業服を調達する場合には専門店を利用することになるでしょう。

オリジナルデザインにするとどうなるか

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作業服に魅力を付与すると従業員の帰属意識を高められたり、モチベーションを上げられたりするでしょう。最も魅力を出すにはオリジナルデザインの作業服をメーカーに制作してもらうのが効果的です。自社カラーの生地を使用し、ロゴマークも入れて唯一無二のデザインに仕上げると見栄えが良いだけでなく、販促効果もある一着になります。

現場に来客があったときに作業服で迎えても特に悪い印象を与えることもなく、むしろ会社のアピールをすることが可能です。このようなオリジナルデザインの作業服を発注した場合には価格はかなり高くなります。業者やロット数などによって単価には大きな差が生じますが、一着5000円くらいで作れれば安い方です。

細かな仕様まで決めると値段が高くなってしまいやすく、凝ったデザインのものになると10000円前後になっています。これだけの費用差があることを念頭に置いて、オリジナルデザインにするかどうかはよく考えた方が良いでしょう。

費用対効果が十分に出るかは従業員の意向にも影響されるので、社内アンケートで聞いてみると判断基準を増やせます。この他にデザインを外注する場合にはデザイン料も発生するため、予算を多めに確保しておくことが欠かせません。

名入れで価格を下げてみよう

オリジナルデザインにするとだいぶ値段が上がってしまうので他の方法で魅力を付与できないかと考える人もいるでしょう。名入れは単純でありながらも従業員にとって魅力が大きいものです。従業員一人一人の名前を作業服に縫いこんであったり、プリントしてあったりするとそれだけで特別なものという印象を受けます。

社名と一緒に並べてあれば帰属意識を育むこともできるでしょう。名入れは既製品に対して無料で行ってくれる業者もあり、費用がかかっても一着につき数百円程度です。名入れの仕方によっては十分にオリジナリティーを出せるので、価格が高くて困るという場合には名入れで安く魅力的な作業服を作り上げましょう。

ロット数を大きくして在庫を持とう

完全にオリジナルの作業服を調達する場合にも、名入れをしてもらう場合にも、少しでも価格を下げたいと思ったらロット数を大きくするのが効果的です。一度に数着しか発注しないと単価はかなり高めになりますが、数百着くらい発注すると大幅に価格が下がります。

特にオリジナルデザインの場合には他の会社が使用することがないため、小ロットで製造するとかなり業者にとって大きなコストになることは否めません。一着でも多く発注するように心がけ、余った分は在庫として抱えておくようにしましょう。

業者によっては料金を先払いすると在庫を保管しておいてくれるサービスをしています。社内にあまり在庫を置けない場合には交渉してみるのが大切です。

相見積もりで価格交渉をしよう

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価格をいかにして下げるかを考えるときに忘れてはならないのが価格交渉です。一般的にオリジナルデザインの作業服を発注するときや、既製品の大量購入をするときには、業者は個々に見積もりを出します。その価格に納得したら調達するという判断を下すことになりますが、納得できないなら交渉しても構わないのです。

ただ、根拠がないと安くしてもらうのは難しいでしょう。その際に役に立つのが他の業者から取った見積もりです。相見積もりをするとスムーズに価格交渉をすることができます。高額取引になるときには特に何とか契約して欲しいと考えて価格交渉に応じてくれるでしょう。

どの業者でも営業担当者に見積もりを出してもらうまでの間に費用が発生することはありません。見積もりを取りすぎると断るのが大変になるのは確かですが、少しでも作業服の調達費用を抑えたいと思ったら重要なプロセスなので頑張りましょう。

便利そうな業者を一通りリストアップし、見積もりを取って比較して決めるのが賢明です。